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2025年10月10日

中部電力株式会社と家賃収納に関する検証プロジェクトを開始します

株式会社CAPCO AGENCY(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:髙嶋明徳、以下「CAPCO AGENCY」)は、中部電力株式会社(以下「中部電力」)と連携して、2025年11月より家賃収納に関する検証プロジェクトを開始いたします。本プロジェクトは、約700戸の賃貸住宅を対象として実施し、従来の賃貸管理領域とインフラサービスを組み合わせることで新しい生活基盤モデルの創出をさせ、入居者・管理会社・物件所有者のいずれにとっても利便性と安心感を高める新たな仕組みの可能性を検証してまいります。

 

 

【背景】

家賃の収納業務は事務作業の多さと滞納への対応リスクなど、不動産管理会社にとっては大きな業務負担となっています。また、入居者側にとっても、賃貸借契約と同時に電気・ガス・インターネットなどの各種インフラ契約を個別に手配する必要があり、その煩雑さが入居時のストレス要因となっています。

今回の検証プロジェクトは、こうした課題に対応するため、家賃収納代行事業で実績を持つCAPCO AGENCYが、電力という生活インフラを担う中部電力と連携することで、入居及び各種インフラサービスのシームレスな契約手続きから入居後の家賃支払いまでワンストップ化を実現し、「住まいとエネルギーの契約を一体化した新しい生活基盤」の提供を目指します。

 

 

【各社の狙い】

<CAPCO AGENCY>
これまで培ってきた家賃集金代行事業を一層安定化させると同時に、エリアの拡大を実現。加えて、電気・ガス・インターネット料金などを包括的に扱う「マルチインクルーシブ型の収納ビジネス」として事業を進化させることを狙います。これにより、単なる代行業務を超え、生活を包括的に支える統合型プラットフォームへの発展を図っています。

 

<中部電力>
家賃収納業務を担うことで不動産管理会社や賃借人との接点を広げ、電力供給という本業に加え、ガス・保険・見守りなどの周辺サービス提供を行うことで顧客基盤を拡大。インフラ企業としての信頼性を背景に、より幅広いライフサポートサービスを展開する足掛かりとします。

 

【スキームの概要】

 

・中部電力が賃借人から口座振替などにより家賃を回収

・中部電力が前家賃として不動産管理会社・物件所有者に送金

・CAPCO AGENCYが期日までに入金が確認できない顧客に対して、入金案内・

督促業務を実施

・管理会社や物件所有者はコスト負担なく導入が可能

・中部電力は電力供給に加えてガス・保険・見守りなどの安心・安全メニューを

入居者・管理会社が選んで利用できる生活支援サービスを提供

 

この仕組みにより、管理会社の負担を軽減すると同時に、家賃収納における信頼性を大幅に高めることが期待されます。

 

【想定されるメリット】

■信用補完:

大手電力会社が家賃収納を担うことで、入居者・物件所有者・金融機関すべてに安心感を提供

■初期ストレスの軽減:

賃貸借契約開始と同時に電力契約をストレスなく完了できるスムーズな仕組み

■管理効率の改善:

不動産管理会社は収納業務の負担を大きく軽減させ、本来業務にリソースを集中可能

■地域貢献:

電力会社と不動産管理の協働による、これまでにない新しい都市型ライフインフラモデルの構築

 

 

【今後の展望】

本検証プロジェクトで得られた知見をもとに、両社は対象戸数を順次拡大させ、さらなるサービスの展開を進めてまいります。将来的にはガス・通信・保険などの暮らしに欠かせないサービスも組み合わせ、生活をまるごと支えるプラットフォームの実現を目指しています。

 

この取り組みは、不動産とエネルギーという業界の垣根を越えた新たな実証であり、持続可能なビジネスモデルとして中長期的な収益成長に寄与するものと考えております。